1 目的
青少年の喫煙、飲酒の経験率等は最近20年間で顕著に低下しており、薬物乱用についても覚醒剤事犯の検挙者数はピークであった平成9年に比べて約半数になり、近年は緩やかな減少傾向にある。しかしながら、電子たばこやノンアルコール飲料の使用の拡がり、若者における大麻事犯の検挙者数の増加、医薬品の乱用による薬物依存症患者の増加など、薬物乱用を取り巻く社会状況は急激に変化している。
また、令和5年8月に薬物乱用対策推進会議により策定された「第六次薬物乱用防止五か年戦略」において、「今まさに大麻乱用期の渦中にあると言え、大麻に特化した施策が急務となっている」とされている。
本会では、これらの状況を踏まえ、令和元年度から令和3年度にかけて、『喫煙、飲酒、薬物乱用防止に関する指導参考資料』を改訂、令和5年度には、『薬物乱用防止教室マニュアル』を改訂、令和6年度には、『薬物乱用防止教育のスライド資料集』を作成し、全国の公立学校へ配付している。
今般、これらの指導参考資料等の内容や薬物乱用の背景等の理解を深めることをもって、喫煙、飲酒、薬物乱用防止教育の充実を図るため、本研修会を開催する。
2 主催:公益財団法人 日本学校保健会
3 共催:和歌山県学校保健連合会 和歌山県教育委員会
4 日時・会場・定員
日時:令和7年10月9日(木) 開場 12:00 開会 13:00 終了 16:30
会場:和歌山県民文化会館 小ホール(和歌山市小松原通一丁目1番地)
定員:250名(申込み先着順・定員に達し次第、受付締切)
※申込時にご登録いただいたメールアドレスに事前にアンケートをお送りいたしますので、回答にご協力をお願いいたします。(協議・発表等にて使用いたします)
5 対象
管理職、教諭、養護教諭、保健主事、栄養教諭、学校医、学校歯科医、学校薬剤師、教育委員会関係者 等
6 参加申込方法
7 参加費:無料
8 内容(敬称略)
(1)行政説明 「喫煙、飲酒、薬物乱用防止に関する指導参考資料等の活用」(仮題)
文部科学省初等中等教育局 健康教育・食育課 健康教育調査官 鈴木 貴晃
(2)実践発表1 「中学校編」
宮城教育大学附属中学校 教諭 佐久間 努
(3)実践発表2 「高等学校編」
仙台市立仙台大志高等学校 教諭 長谷川 弘和
(4)講演 「薬物乱用教育の取組と最近の話題」(仮題)
横浜薬科大学レギュラトリーサイエンス研究室 教授 小出 彰宏
(5)協議・発表
タイムスケジュール
12:00 | 13:00 | 13:15~13:45 | 13:45~14:15 | 14:15~14:45 | 14:45~15:00 | 15:00~16:00 |
16:00~16:30 |
16:30 |
開場 | 開会 | 行政 説明 |
実践 発表1 |
実践 発表2 |
休憩 | 講演 | 協議・ 発表 |
閉会 |