第21回「冬の保健指導」

■保護者への対応・伝えていきたいこと

  冬に限らずですが、子どもたちが健康的な生活を送るためには家庭への健康に関する情報提供や啓発も大切ですよね。本日も学校のホームページの活用や保健だよりについて話題になりましたが、どのような工夫をされていますか。

熊木 保護者のなかにはなかなかこちらが発信する情報が正確に伝わらなかったり、受け取ってもらえなかったりということがあります。なので、お便りなどでも写真やイラスト等を多く取り入れてわかりやすく伝えられるように工夫をしております。全体で一斉に伝えてもなかなか伝わっていかないということがあるので、保護者会や授業参観で保護者が来校される機会を見つけて担任の先生に事前にお伝えし、個別に時間をとらせてもらってお話をさせてもらったりとか。そういう機会をつくって、保護者も個別対応というようにさせていただくことがあります。

 子どもたちに個人差があるのと同じように家庭の状況にも違いがあると思うので、個別にお声をかけるためにも養護教諭の顔を知っていただくことは大切なのですね。

石村 先日、3年生の女子が市販の解熱剤を学校に持ってきていました。母親から、調子が悪かったら飲みなさいと言われていたようですが、医師から処方されたものではなかったので危ないなあと感じました。小学校3年生では、本人も自分の体調のことがよくわかっていないことが多く、その判断ができないことも多いと思います。薬の飲み方や使い方についても、保護者へ保健だよりなどを通して知らせていく必要性を感じました。

 薬の飲み方も心配がありますね。薬が様々な場所で購入できるようになったのは助かる部分もありますが、特に子どもたちにとっては説明書だけでは理解が難しい部分もありますし。
インフルエンザの流行している時期に朝の時点で37度以上あって、インフルエンザであれば確実に学校で、症状は悪化しますが・・・とりあえず薬を飲ませて登校させますということもあります。家庭事情や本人の意思などもあってのことと思いますが、それによって感染が広がってしまうことがあるので、薬の飲み方も含めて、そのあたりをどう伝えるとよいかということもいつも悩むところです。
学校で薬を飲む必要がある場合も、連絡帳などで薬を持っていることをお知らせいただいて担任の先生が把握できている場合はいいのですが、子どもが自分の判断で飲んでいるというのは危険を伴います。薬の扱いや危険性については子どもたちだけでなく、保護者の方にもお伝えしていく必要がありそうです。

     

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