第15回「冬の乾燥と皮膚」

3.スポーツと皮膚のトラブル

Q-1 冬場にバレーボールなどをすると、手指がきれることがありますが、保健室で行う救急処置方法や生徒ができる自宅での対応法、予防法についてご教示ください。

A. 外傷による浅い亀裂であれば,消毒して絆創膏を貼っておいていただければ大丈夫です。手荒れがあって出来た亀裂の場合には絆創膏を貼ると,絆創膏の糊のついたところが荒れてきたり,また亀裂したところが浸軟して,かえって悪化することがあります。皮膚科を受診して手荒れの治療を受けてください。

 

Q-2 スキーなどの冬場のスポーツでよくある皮膚のトラブルにはどんなものがありますか。また、それらの予防やケアの方法についても教えてください。

A. スキーなど雪山でのスポーツの場合、肌を露出している部分には日焼け止めクリームを使用するなど、まず、紫外線対策が重要です。次にしもやけや凍傷の対策として、汗や雪の水分などで濡れた靴下などは気化熱で体温が下がるので、まめに履き替えるようにしましょう。また、耳や手指などしもやけになりやすい部分は、露出しないよう耳あてや手袋で保温に心がけてください。足のサイズにあった靴を履くことは、足裏のまめやうおのめの予防になります。
話は少々それますが、これからの寒い時期にしもやけになる人は、朝のウォーキングなどをされる高齢の方が多く、子どものしもやけは以前に比べると少なくなりました。ただ、甲状腺の機能低下や膠原病などの全身性の病気のサインとしてしもやけを発症する場合もありますので、しもやけにも注意が必要です。

 



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